2020年02月25日
【出典:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/yi4/cnt/f500098/index.html】
かながわアートホールは、地域住民をはじめ多くの県民が利用しており、また、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を支える練習場であり、上質な音楽を身近に触れることができる貴重な施設である。平成30年9月に、わが会派から、かながわアートホールの活性化、また、かなフィルによる施設の優先利用の在り方について質問した。知事の答弁において、催しの内容、PRの方法などについて、改善策の検討を行うとともに、多くの方々にかなフィルのリハーサル風景をご覧いただく工夫を考えるとのことであった。また、かなフィルの優先利用の上限日数を減らす工夫について検討するとのことであった。
そこで、令和2年度から、新たな指定管理期間が始まるが、これまで以上に県民に開かれ、かつ、多くのファンがいる施設となるよう、様々な取組を実施するとともに、積極的にアートホールをPRしていく必要があると考えるが、所見を伺いたい。
最後に、かながわアートホールの活性化についてお尋ねがありました。
アートホールは、利用者数が年間5万人を超え、ホールの稼働率も約90%と高い水準を誇っています。こうした中、県民により利用しやすく、より親しまれる施設とするため、様々な取組を行い、広くPRしています。
今年度は、一般利用申込の受付開始時期を3か月前から6か月前にするとともに、閉館時間を延長するなど、弾力的な運用に改めました。また、アートホールは、本県を代表するプロ・オーケストラである神奈川フィルハーモニー管弦楽団の練習拠点としても活用されています。年間40日以上リハーサルの様子を無料で公開することにより、多くの方に良質な音楽に親しんでいただく工夫も行っています。
一方、より多くの方に施設を使っていただけるよう、かなフィルの優先利用の上限日数を減らしました。
令和2年度以降は、新しい指定管理期間に入ります。その機に合わせて、一層アートホールの新たなファンを開拓し、利用者を増やす取組を進めていきます。
具体的には、若い才能の発掘と育成を目指すマグカルシアターの新たな拠点とするとともに、文化芸術を通じて共生社会の実現を後押しする共生共創事業の活動・発表の場として活用することも考えています。
また、子育て世代が乳幼児を連れて、ワンコインで楽しめる「ランチタイムコンサート」などの事業も実施する予定です。
さらに、施設を積極的にPRするため、県のたよりや文化芸術のポータルサイトであるマグカル・ドット・ネットの活用に加え、地元に密着した広報を強化していくことにしています。
こうした取組を着実に進め、文化芸術に触れる機会を増やし、より多くの県民の皆様にアートホールの魅力を知っていただき、訪れていただける文化施設としてまいります。
私からの答弁は以上です。
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