防災訓練など体験を通じた県民の防災意識の向上について〈令和2年第1回 県議会定例会〉 | もちづき 聖子 立憲民主党 神奈川県議会議員(保土ケ谷区)

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防災訓練など体験を通じた県民の防災意識の向上について〈令和2年第1回 県議会定例会〉

2020年02月25日

【質問要旨】

住民一人ひとりが、いざというときに適切な行動をとるためには、平時から、災害時の具体的な行動をイメージしておくことが大切ではないか。そのためには、防災知識の普及啓発に加え、多くの県民に災害を疑似体験してもらうことが大切であり、地域で開催される防災訓練への参加はその有効な機会だと考えるが、残念ながら、参加する方は多くないのが現状である。身近な地域での防災訓練は、市町村の役割であると承知しているが、県においても、防災訓練への参加の促進や、災害時の対応を体験する機会を増やすなど、市町村と連携した取組を期待するところである。
そこで、いつ発生するかわからない自然災害による被害を減らすためには、災害時の県民一人ひとりの適切な行動が鍵となる。県民が防災訓練への参加などにより、体験を通じて防災への意識を高めることが重要だと思うが、県はどのように取り組むのか、見解を伺いたい。

【くらし安全防災局長 答弁】

くらし安全防災局関係の御質問にお答えします。
防災訓練など体験を通じた県民の防災意識の向上についてお尋ねがありました。
県民の皆様が、防災訓練などを体験し、いざという時の対処法などを学ぶことは、防災意識の向上や自助の促進の観点から、大変重要です。
県は、総合防災センターに、最大震度7の地震を体験できるコーナーをはじめ、暴風や豪雨、消火器による初期消火、煙からの避難などが体験できる、防災情報・体験フロアを設置しています。
一昨年にリニューアルオープンしたこの施設には、学校や自治会、家族連れなど、これまで約7万人の皆様に、ご利用いただいています。
また、大規模地震が発生した際に、まず身の安全を確保する、かながわシェイクアウト訓練を毎年実施しており、今年度も200万人を超える県民の皆様に参加いただきました。
さらに、ビッグレスキューや津波対策訓練では、警察、消防、自衛隊などによる救出救助や医療救護の訓練に併せて、地元の皆様が参加する消火訓練や避難訓練などを組み込む工夫も図っています。
加えて、市町村が自治会などと連携して取り組む、防災訓練に対して、財政支援も行っています。
県としては、こうした取組を通じて、今後も、県民の皆様が防災について体験できる機会の確保に努め、引き続き、防災意識の向上を図ってまいります。
私からの答弁は以上です。

【要望】

次に、防災訓練など体験を通じた県民の防災意識の向上についてです。
県では、神奈川県地震防災戦略を策定するなど、防災・減災対策の取組を推進していることは承知しています。その実行性を高めるには、より多くの県民が防災訓練に参加し、いざというときのために、顔の見える関係作りをすることが大切だと考えます。
県民が全員参加する防災訓練への工夫、呼びかけを強めていただけるよう、切に要望いたします。

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