2022年09月22日
1 いきいきとした社会の実現に向けた取組について
(4) 県立保土ケ谷公園の魅力向上の取組について
県立保土ケ谷公園は、様々なスポーツを楽しめる場として、大人から子供まで、幅広い世代から人気のある公園であるが、運動施設以外の場所においても、公園施設のポテンシャルをさらに活かしていけるのではないかと感じている。
例えば、「かながわアートホール」前の広場は、平成27年から噴水の運転が取り止められているが、公園の利用者からは、この広場が子どもや家族連れで賑わっていた頃を懐かしむ声や、魅力ある広場へと再生を望む声などが、私のところに届いている。
今後も、県民に親しまれ、魅力ある公園であるためには、運動以外の目的で公園を訪れた方でも、憩いや安らぎを感じられる広場の再生などにも取り組んでいくことが大切ではないかと考えている。 そこで、県立保土ケ谷公園の魅力向上を図るため、今後、どのように取り組んでいくのか、見解を伺いたい。
県立保土ケ谷公園の魅力向上の取組について、お尋ねがありました。
保土ケ谷公園は、県立都市公園で唯一の運動公園であり、様々なスポーツが楽しめるほか、公園内には、市街地の貴重な緑が残されており、県民の憩いや、交流の場となっています。
本公園では、利用者のニーズを踏まえ、施設の更新や、改修を計画的に進めてきました。
最近では、テニスコートの人工芝の張替えや、体育館の屋根の改修などを行うとともに、利用者の安全性や利便性を向上させるため、園路の段差解消や、照明灯の増設などを進めています。
こうした中、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、気軽に安心して利用できる、身近なオープンスペースとして、公園の重要性が再認識されており、運動施設以外の箇所についても、さらに、魅力向上に取り組んでいくことが大切です。
そこで、まずは、文化芸術の拠点である、かながわアートホールの、前面に広がる広場について、賑わいのある場所へとリニューアルすることとし、音楽を気軽に楽しめる集いの場として、ミニコンサートなどに利用できるステージを設置します。
併せて、この広場には、色とりどりの草花なども配置しようと考えており、今年度、利用者のご意見も伺いながら、具体化に向けて検討を進めていきます。
また、ウメやアジサイなど、園内に点在する、花の見どころを充実させ、こうした見どころを巡るウォーキングコースを設定します。
県では、引き続き、保土ケ谷公園が、多くの方に親しまれるよう、地域と連携しながら、公園の賑わいを創出し、魅力の向上に取り組んでいきます。
(要望)
長期にわたり、市民県民から親しまれてきた公園ですが、近年のコロナ禍で公園の持つ社会的役割は非常に大きいと感じられます。保土ケ谷公園は、サクラ、ウメ、イチョウの見頃を迎えると、県内外から来園者の数が増えます。 今後は、区・市・県の花も取り入れて、かつて水しぶきを放って多くの人々を魅了した噴水が、花の泉と生まれ変わって、また人々の心に安らぎを満たす場所となるよう、県民市民の意向も組み入れ、植え込みの作業なども、地域の住民と一体となって、指定管理者の一員である、サカタのタネ様の持つ技術とアイデアを遺憾なく発揮していただけるよう要望いたします。
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